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アルブチンはシミ対策になる?他の美白成分はダメなの?

美白成分としてよく耳にするのが、アルブチン、トラネキサム酸、プラセンタエキス、ビタミンC誘導体など。どういう理屈で美白になるのか?本当に効果があるのか?一番効くのはどれなのか?いまいち解説されているサイトがなかったので、ここでご紹介してみたいと思います。

「美白成分」は2種類あります

1 メラノサイトの働きを抑制する(新たなシミができることの予防)
2 肌を白くする(できたシミへの対策)


ひとことで美白と言っても、実はメカニズムは二つあります。
予防と対策では必要とする成分が違うのです。
ただ「美白」「ホワイトニング」と書いてある化粧品を買うだけではダメで、自分が求める成分が入っているかどうかを見極める必要があります。

「美白化粧品の効果が実感できない」「効かない」理由

多くの方が、できてしまったシミに悩んで美白化粧品を手にすると思います。 求めているのは「2」の対策の方ですね。 ところが、世の中の美白化粧品の多くは「1」の予防を謳っているので、効果を実感できない方が多いです。 一年根気よく使い続けて美白を実感する人もいますが、同時にUVケアも一生懸命やっていたりするので、ただターンオーバーで肌が元に戻っただけということも。 結局、「その美白化粧品が効いたのかどうか判然としない」し「「調べようもないねw」というのが美白化粧品だったりもします。 とは言っても、私は美白化粧品はインチキだ!と言いたいわけではありません。

美白成分と、おすすめ

予防に効果がある美白成分

・ビタミンC誘導体(体内で反応してビタミンCになる)
・アルブチン(コケモモやサンタベリーなどの植物からとれる成分)
・プラセンタエキス(胎盤由来。アミノ酸が主成分。有効成分は特定されていない)
・イソフラボン(大豆由来の化合物。エストロゲン様の効果があるとされる)
・ハトムギエキス(ハトムギ由来)
・コウジ酸(麹由来の化合物)
・ルシノール(モミの木由来)
・トラネキサム酸(アミノ酸のひとつ)
・アスタキサンチン(天然色素のひとつ)

できてしまったシミの対策になる美白成分

・ビタミンC誘導体(体内で反応してビタミンCになる)
・プラセンタエキス(胎盤由来。アミノ酸が主成分。有効成分は特定されていない)
・ハイドロキノン(酸化還元作用がある)
・アルブチン(コケモモやサンタベリーなどの植物からとれる成分)

おすすめは、「ビタミンC誘導体とアルブチン」です。

ビタミンC誘導体とアルブチンをすすめる理由

安全性と、ある程度の科学的根拠があるためです。 ビタミンC誘導体は、体内で酵素反応してビタミンCに変化します。 ビタミンCは高い抗酸化作用があり、色素沈着に効果があります。 ニキビ治療に使われていて、皮膚科でも処方されます。

アルブチンは、メラノサイトが活性化することを抑え、メラニンを除去する働きもあると言われています。厚生労働省が1989年に美白成分として認可を出しています。

新しい美白成分が気になるんだけど?

新しい成分は毎年のように登場します。最近では、「ダーマホワイト」「カモミラET」「t-AMCHA」というのもあります。 すごい効果がありそうなものもありますが、私はおすすめしません。新しい成分は、怖いものでもあるからです。

カネボウが独自開発した美白成分「ロドデノール」を含む美白化粧品を使った人の肌がまだらになった、2013年の事件の被害者は2千人以上もいます。「カネボウ 白班」で画像検索してみて下さい。かなりショックを受けると思います。 では、カネボウはメチャクチャなことをやっていたのかというとそうではありません。成人女性300人で試験して安全性を確認し、厚生労働省の認可を受けていました。

一時期もてはやされたハイドロキノンは、発がん性があるとして現在アメリカでは販売中止されています(日本ではまだ売っています)。 つまり、新しい成分は、長く人が使ってみないとどうなるかわからないっていうリスクがあるということです。

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