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保湿のし過ぎは効果がないばかりか肌荒れの原因に!

スキンケアにおいて保湿は最重要課題として扱われています。洗顔後に化粧水をつけないなんて考えられない、たっぷり保湿することはもはや常識と疑わない方が多いでしょう。しかし、やりすぎは禁物。過度な保湿は効果がないばかりか、肌の保湿力を下げ、肌荒れの原因にもなってしまうのです!

現代人はケア過剰に陥っている!

化粧品メーカーは、あらゆるメディアから毎日こう訴えかけてきます。

化粧水はたっぷり使い、乳液でフタをしましょう、定期的にパックを、疲れた日にはクリームを、お悩み別にはこんな美容液がありますよと。

美容成分にも流行があります。和漢ナントカエキス、カタツムリエキス、コラーゲン、セラミド、ダーマホワイト、ペプチド、アミノ酸、ヒアルロン酸、アルブチン、リノール酸、日本酒、麹、アルガンオイル…キリがありません。

一体何が正しいのでしょうか。 新しい美容成分が現れては消える理由は簡単。 新しいものは売れるからです。 言われるままに沢山の基礎化粧品を使っている方は、とても多いと思います。 でも、それが良くないんです。

なんとなくで、基礎化粧品がルーチン化していませんか?

お風呂でメイク落としをして洗顔。 プレ化粧水、美白化粧水、保湿美容液、保湿乳液。 例えばこんなケアを、肌状態に関係なくルーチンでしていませんか?

今日はスペシャルケアをやるぞ〜と張り切ってる時は、加えてシートパックやオイルマッサージ、保湿クリームを入れる方も多いと思います。 でも、はっきり言ってやりすぎです! まず、お手入れは肌の状態に合わせて行うべきで毎日同じことをルーチンでやるのは間違いです。

基礎化粧品の目的とは?

基礎化粧品は、肌表面をしっとりと落ち着かせ、肌を柔らかく保つ働きがあります。
ただし、あくまでも表面への効果です。

肌はバリアの役割りを持ち、古い角質を排出する排泄器官です。
だから、ほとんどの基礎化粧品は肌の内部には浸透しないのです。

肌の細胞は水分を蓄えており、表面には薄く皮脂が滲み出しています。
これは肌のバリア機能を高めるため。

洗顔後に肌を保湿する必要があるのは、洗顔料で皮脂や水分が奪われてしまうからです。
つまり、落とし過ぎなければいいだけのことです。

基礎化粧品は、表面にだけ効果が出るもの。
肌本来が持つ水分と油分を「自らとってしまったから」補うためのものです。 どんな効果が謳われていようと、
塗れば塗るほど良いというわけではないことがおわかりいただけると思います。

過剰なケアが招くトラブルとは?

過剰なケアは「肌を甘やかす」から良くない、という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。 これは、その通りだと思います。 そもそも肌がなぜ、皮脂を出したり水分を保とうとしているかと言うと、体を守るためです。 肌は、周囲の状況に合わせて皮脂の分泌量を調整しています。 しかし、日常的に油分や水分を与えられていると、そのセンサーがうまく働かなくなってくるのです。 お風呂上がりに顔がつっぱるのは、明らかに皮脂の落とし過ぎですし、 基礎化粧品なしではいられない!という状態になっているなら、皮脂の分泌力が落ちている証拠。 皮脂の分泌が適性でないと、乾燥肌になり、乾燥肌になると外部刺激に対して過敏になるので、肌荒れや吹き出物ができやすくなります。

ケアは最小限に。肌を助けるつもりで

最近は「肌断食」も知られるようになりました。保湿ケアを一切やめて、肌自身が持つ力を復活させようという放置型の美容法です。 日常的なケアに慣れてしまっているなら、いきなり肌断食をするのはおすすめしません。 おそらく、洗顔後に顔がつっぱってトラブルの元になります。 洗顔料もやめてしまうなら(ぬるま湯で流すだけなど)、肌断食はありだと思いますが、メイクをする人にとって洗顔なしはありえないので、難しいと思います。

今すぐ始めるなら、「化粧水+オイル一滴」くらいのシンプルケアに落としてスタートすることをおすすめします。 肌の復活する力を信じて、まずは優しい洗顔と、シンプルケアをお試し下さい! 私はこれでとっても調子が良くなりましたよ!

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