毛穴ケア
睡眠不足が肌によくない理由を知っていますか?
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睡眠不足はお肌の敵、22時〜2時はゴールデンタイム、とよく言われます。なぜ睡眠不足だと肌が荒れるのでしょう。それが顕著に出るのが顔というのも面白いですよね(足の裏とか脇の下だったらどんなにいいか…笑)。それにはちゃんと理由があるのです。睡眠不足がどうして肌に悪いのか、メカニズムを解説します。
睡眠不足は成長ホルモンの恩恵を受けられない
肌は基底部で作られ、四週間かけて角質化しながら表面に押し上げられていき、剥がれ落ちます。
このターンオーバーに大きな影響を及ぼしているのが、成長ホルモンです。
成長ホルモンは代謝を促進する作用があるのですが、
睡眠中に2時間〜3時間の間隔で分泌されます。
睡眠不足だと、成長ホルモンの分泌が悪く、代謝が悪くなってしまうのです。
ただ寝ているだけでも代謝できるなんて、成長ホルモンはとても素晴らしいですよね!
この恩恵を受けないのはもったいないです。
睡眠不足は自律神経が乱れ、代謝が悪くなる
自律神経は、呼吸、心拍、循環、消化、代謝など、人が意識しないで働かせている活動のすべてを司っています。
交感神経と副交感神経からなり、興奮状態の時には交感神経が、リラックス状態の時には副交感神経は優位に働き、その活動をサポートします。
日中は交感神経がよく働くのでキビキビと動くことができ、就寝時には副交感神経が優位に働くので体の回復や代謝を助けてくれるのです。
睡眠不足だと、副交感神経が働かず交感神経が働き、体が休むことができません。
代謝が悪くなり、お肌の状態も悪くなってしまうのです。
自律神経が乱れると皮脂の分泌が増加する
自律神経とホルモンは相互に影響を与えあっています。
ホルモンバランスが乱れると自律神経が乱れ、自律神経が乱れるとホルモンバランスも乱れるのです。
睡眠不足で自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れ、皮脂の分泌を抑える女性ホルモンが減ったり、皮脂の分泌を増やす男性ホルモンが増えたりします。
そうすると皮脂の過剰分泌が起こり、肌トラブルの元となるのです。
睡眠不足は免疫力が低下する
睡眠不足の時は風邪をひきやすくなりませんか? これは睡眠と免疫に大きな関係があるためです。免疫細胞は睡眠中に活発化し、抗体を作ったりしています。 そのため、睡眠不足だと免疫力が低下してしまい、肌の抵抗力も低下します。 そうすると、アクネ菌など肌に有害な菌が繁殖しやすくなり、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまうのです。
なぜ「顔」に出るのか?
どうせなら目立たないところにしてほしいですよね、ホント…。
体の皮は一枚でつながっているのに、なぜ一番目立つ顔にばかりトラブルが出るのか。
これにも理由があります。
顔は皮脂腺が最も多く集まっている場所で、中でも鼻に集中しています。
次に多いのは背中です。
だからニキビは顔や背中にできるのに、手のひらとかふくらはぎなんかにはできないのです。
顔は紫外線や埃など外部刺激にもさらされやすいので、余計にトラブルが出やすいのです。
皮脂腺が顔に集中してる理由は、おそらく外部刺激から身を守るためでしょう。
皮脂がトラブルの引き金になることはほぼ確実なので、皮脂をコントロールするのがトラブルを起こさないポイントといえるでしょう。
皮脂ケアについては別のページにもまとめていますのでごらんください。
皮脂の過剰分泌の原因と対策