肌の黒ずみ
肌の黒ずみはタンパク質が原因!洗顔で落とそう
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お肌の黒ずみや角栓は、とっても気になるもの。ピーリングや角栓パックなど、一気に除去する方法が知られていますが多くのものは皮膚を傷つけたり毛穴が開いてしまったりして逆効果。その場では綺麗になっても悪循環へと陥ってしまいます。黒ずみや角栓は、洗顔でじっくりと対処することが大事です。
黒ずみ、角栓を溶かし出すことはできない!?
毛穴の黒ずみ、角栓の成分は古い脂と老廃物です。皮脂だと思われる方が多いのですが、実は脂は少なく、ほとんどが老廃物、つまり剥がれ落ちた皮膚ですのでタンパク質になります。これをオイル系のクレンジングで「溶かし出す」のは不可能です。 くるくるとオイルマッサージして角栓が取れるのは、角栓が溶けて出たのではなく回りの皮膚を押すことで無理に押し出されたからです。しかし、過剰なマッサージは正常な皮膚を傷つける可能性が高いので、おすすめできません。 オイルマッサージで角栓が取れるのは気持ちがいいですが、あまりに角栓が目立つ場合のみ、頻度は控えめにして行うのが良いでしょう。
間違ったケアで悪化するパターン多し!
黒ずみや角栓を無理に取ると、皮膚のバリアもとられてしまい、皮膚は体を守るためにさらに皮脂や老廃物を分泌します。正常なターンオーバーのサイクルが崩れるので、余計に角栓ができやすくなってしまうのです。 本来健康な皮膚は、ある程度清潔にしていれば角栓が詰まることはなく、余計なものは自然に排出されます。しかし、無理に角栓を抜いたり黒ずみをとろうとゴシゴシ洗浄すると、肌に傷がついたり必要な油分まで奪われて肌の機能が低下してしまいます。 黒ずみや角栓に悩む方の多くは、残念ながら間違ったケアで悪循環を招いているケースが多いのです。
洗顔もくせ者!?
洗顔が実は肌を痛めている場合があります。
そもそも、界面活性剤や酵素に意思があるわけではないので、洗顔は「汚れや余分な皮脂だけ落とす」ということは不可能です。洗顔を行うと、多かれ少なかれ肌の水分や油分が奪われます。それを補うためと称して化粧水や乳液を付けているのです。
スクワランは人間の皮脂に成分が近いということで化粧水の後によく使われますが、人間に最も良いのは人間の脂に決まっています。大切な天然のクリームを洗い流してしまって、「それに近い」脂を塗るなんて無駄ですよね。
黒ずみ対策の洗顔の選び方
洗顔や間違ったケアで悪化していることが考えられる場合は、脱脂力の強すぎない洗顔料を選び、肌への負担を軽くして様子を見ましょう。
洗顔料の洗浄成分には、次のようなものがありますが、上から順に脱脂力が強く、下にいくほど肌負担の少ないものとなっています。
1 ミネラルオイル系(×)
2 石けん系(×)
3 アミノ酸系(◎)
4 油脂系(○)
市販でよく見るミネラルオイルクレンジングは脱脂力が非常に強いです。石けんは昔から使われているので何となくナチュラルなイメージを持っている方が多いのですが、これも非常に脱脂力と刺激が強く肌には負担になります。
肌負担と刺激が少ないものなら、アミノ酸系か油脂系が良いでしょう。
アミノ酸系洗顔料で優しく!
黒ずみ、角栓の成分のほとんどは脂ではなくタンパク質です。そのため、タンパク質汚れを落とすアミノ酸系洗顔料はもっともおすすめです。