• 肌の黒ずみ

メラニンとは?なぜできるの?抑える方法は?

日焼けをした時にお肌を黒くする原因であるメラニン。でも、なぜメラニンはあるのでしょう?こんなものなければいいのに!って思いますよね。ここでは、メラニンの役割り、メラニンを減らせないのか、どうしたらメラニンの活動を抑えられるのかを解説します。世の中のほとんどの美白化粧品が、全然効果を実感できない理由もわかりますよ〜。

メラニンは体を守っている

メラニンとは、肌に含まれている色素細胞「メラノサイト」で作られる色素のこと。メラノサイトは、メラニン細胞とも呼ばれます。 よく間違えられる「メラミン」は合成樹脂のことで、メラニンとは全く関係ありません。

さて、メラノサイトは紫外線にあたると黒いメラニン色素を生成します。 まったく余計なこを!と思われるかもしれませんが、これは体を守るために不可欠な働き です。 メラニン色素が作られないと、肌は紫外線の影響をもろに受けることになってしまいます。ではなぜ紫外線を浴びてはいけないのでしょうか?

メラニンがないとどうなるの?

光は電磁波の一種です。電磁波は、波長によって様々な名前が付けられています。
波長が長い順に「ラジオ波」「マイクロ波」「赤外線」などがあり、次に「可視光線」があります。そして、「紫外線」「エックス線」「ガンマ線」と続きます。遺伝子に傷を付ける放射線は、波長の短い「エックス線」や「ガンマ線」を指しますが、そのすぐ隣にいるのが紫外線です。

紫外線は、放射線ほどの破壊力はありませんが有機化合物を破壊する力があります。プラスチックの洗濯バサミが割れるのも、「よしず」を縛っていたPP紐がボロボロになるのも、紫外線の影響です。 人間が紫外線を浴びすぎると、皮膚がんになりやすくなります。メラノサイトはこれを調整しているのです。

では、なぜ人間の肌は誰でも黒くないの?

紫外線が悪なら、最初から人間の肌は誰でもみんな真っ黒であればいいのかもしれませんね。しかし、それはそれで問題があります。日光を浴びることは体にメリットもあるのです。 日光に当たるとビタミンDが作られ体が丈夫になることは有名ですよね。

朝、日光を浴びると体内時計がリセットされて、別名「幸せホルモン」と呼ばれるセトロニンが分泌されます。そうするとストレスに強くなることもできます。 紫外線には殺菌作用もあるので、完全に悪とも言えません。あくまでも浴びすぎないようにするのが良いのです。

シミや黒ずみの原因はメラニンが「残ってしまう」ことにある

日本人であれば、通常は日焼けで肌が黒くなっても半年もしないうちに元の色に戻っていきます。 メラニンは一度できたらずっとそこに残るものではなく、ターンオーバーで自然に排出されるものだからです。シミや黒ずみが残ってしまうのは、その排出がうまくいっていないためです。 つまり新陳代謝を高めてあげれば、より早くシミをななくすことができるのです。

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できてしまったシミを消すには?

美白化粧品のほとんどは、メラノサイトの活動を抑えるという理屈で作られています。つまり「新たなシミを作らないように」しているだけです。既にできているシミには、いくら美白化粧品を使っても大して効果はありません。 既にできたシミを消す一番の方法は、健康な体、健康な肌を保つこと。運動をして新陳代謝を高めること、そして保湿です。

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