肌の黒ずみ
肌のターンオーバーは何日?なぜ乱れる?改善方法は?
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古くなった細胞が剥がれ落ちて新しい肌と入れ替わっていくターンオーバー。年齢によって周期は変わりますが、およそ同じ日数で入れ替えが行われていて健康で美しい肌が保たれています。この周期が乱れると肌トラブルの大きな原因となります。なぜターンオーバーは乱れるのか、乱れるとどうなるのか、改善策についても解説します。
ターンオーバーの意味と周期
肌は、「表皮」と「真皮」にわかれ、その下に皮下組織があります。
私たちが普段一生懸命お手入れしている部分は、わずか0.06〜0.2mmの表皮の部分。
この薄さですが、さらに何層もにわかれていて、下から順に「基底層」「有棘層」「顆粒層」「角質層」と呼ばれています。
一番下の「基底層」で表皮を作っていて、「有棘層」で角質化が始まり、それが徐々に押し上げられて「顆粒層」へ、そして角質細胞となって一番外側の「角質層」に向かいます。
古くなった角質は自然に垢としてして剥がれ落ちていき、下から新しい表皮が生まれていきます。
基底層で作られた肌が角質層まで表出し、剥がれ落ちるまでの周期をターンオーバーと言います。
正常なお肌の場合、ターンオーバーは約4週間です。
クレンジングと洗顔のダブル洗顔は必要?
クレンジングをするだけでもすっきりと汚れが落ちるイメージがありますが、クレンジングと洗顔では落とせる汚れの成分が違います。 特に洗浄力の強いクレンジングを使った場合はすっきり感が大きいため、ダブル洗顔は必要ないと思われがちですが、油分汚れしか落ちず、水性の汚れは肌に残ったままになっています。 デイリーで日焼け止めを使用している方は多いと思いますが、オイルフリータイプでもお肌の皮脂と混じって油分たっぷりの汚れに変化しています。 毎日のダブル洗顔で油性、水性の汚れを落とすことが、理想の肌を手に入れるためには必要なのです。
ターンオーバーが遅いと年齢以上に老けた印象に
ターンオーバーは新陳代謝のひとつですから、年齢を重ねていくと周期は長くなるのが普通です。
しかし、通常のサイクル以上にターンオーバーが遅くなってしまうこともあります。
そうなると、古いお肌が長く表面に留まることになるので、くすんだ印象になっていきます。
古い角質が垢となって剥がれ落ちていくのは、新しい細胞が角質化して肌表面に上がってくるから。
つまり、ターンオーバーが遅くなっているということは、基底層での細胞を作る能力が低下しているということです。
ターンオーバーは早すぎてもダメ!
巷では「ターンオーバーを早くすれば早く美肌になれる」的な理屈の美容法がありますが、基底部で作られた細胞が角質化して表面に出てくるまでには4週間かかります。つまり肌として完成するのに、どうしたってそれだけの時間がかかるということです。 あまりターンオーバーが早いということは、未熟な肌が外部に晒されることになってしまいます。そうすると肌は傷つきやすくなり、体を守ろうとするため皮脂も多く分泌されるようになります。
ターンオーバーが乱れる原因
ターンオーバーが乱れるということは、新陳代謝が乱れているということです。
原因は様々。複数の要因が重なっていることも多いです。生活全部を見直しましょう。
こんなことを、やっていませんか?
・寝不足
・喫煙
・栄養不足
・運動不足
・ストレス
・日焼け
ターンオーバーの乱れを改善する方法
生活習慣の徹底改善を!ストレスや運動不足の解消に立ち向かうのはなかなか大変ですが、手っ取り早く始められるのは食生活の見直しと、睡眠改善でしょうか。 三食外食だったとしても、メニューの中から何を選ぶのか、常に美と健康を意識して選択してみましょう。「何もしなくても綺麗な人」っていますが、実は綺麗な人は、当たり前のようにこれをしている人が本当に多いです。要は美意識の高さがどこまで日常にできるかということですよね…。