• 肌の黒ずみ

肌の黒ずみはメラニンと汚れ。沈着する理由は様々

毎日少しずつできるお肌の黒ずみ。見つけた時には進行しているのでショックですよね。年齢を重ねていくと誰にでもできるものなので、ある程度は仕方がないと諦めてしまう方もいますが、そんなことはありません。お手入れ次第で予防でき、一度黒ずんだ肌も明るい色を取り戻すことができます。黒ずみには、様々な原因があります。まずはメカニズムを理解しましょう。

肌の黒ずみの4つの原因を解説します

黒ずみの原因1 メラニンが増え、摩擦で沈着

メラニンとは色素のこと。色白の人と色黒の人がいるように、メラニンの量には遺伝が大きく関係しています。生まれついてのメラニン量に加えて、外部からの刺激を受けると、肌を守るためさらにメラニンが生成されます。 よく知られているのは紫外線による日焼けです。紫外線は可視光線より波長が短い電磁波で、より波長が短い電磁波がエックス線や放射線です。波長の短い電磁波は細胞を破壊する性質があり、エックス線や放射線は短時間浴びただけでもDNAを傷つける力があります。紫外線はエックス線や放射線ほど恐ろしいものではありませんが、浴びすぎると肌は紫外線をこれ以上受けないようにメラニンを生成して紫外線を吸収しようとするのです。 また、下着の摩擦やナイロンタオルなどでゴシゴシと擦ると、メラニンが真皮に入り込んで留まってしまい、色素沈着が起こります。

黒ずみの原因2 ターンオーバーの低下

メラニンが生成されても、ターンオーバーが正常なら、メラニンも肌表面に押し出されて剥がれ落ちていきます。若いうちにどれだけ日焼けしても元の肌色に戻るのはターンオーバーが盛んだからですね。 20代のターンオーバーサイクルは28〜56日程度、30〜40代になると45日程度と言われています。つまり年齢を重ねるほどに黒ずみは発生しやすくなります。 ターンオーバーが低下する原因は加齢だけではなく、ストレス、睡眠不足、疲労、体調不良、ホルモンバランスの乱れ、乾燥なども挙げられます。

黒ずみの原因3 毛穴の汚れやニキビ跡など

毛穴の汚れが黒ずみの原因となることもあります。本来毛穴には、余分な油分や汚れは排出する力があるのですが、紫外線や加齢で肌の弾力が失われると毛穴が縦に開き、汚れが溜まりやすくなります。 また、角栓パックやピーリングなど肌負担の大きいケアを間違った状態で続けると、毛穴はどんどん開いてしまいます。 にきび跡が黒ずみの原因となるのは、傷ついた部分に血液が集まり、細胞に染み込んで色素沈着するためと言われています。ニキビの炎症は収まったのに赤黒いシミがいつまでも残るという場合は、これです。 茶色いシミになっている場合は、メラニンが色素沈着している可能性が高いです。通常のお肌ならターンオーバーで排出されますが、傷ついた状態のにきび跡はターンオーバーも元に戻りづらく、色素沈着しやすいのです。

黒ずみの原因4 古い角質が溜まっている

清浄なお肌ならターンオーバーで古い角質は自然に剥がれ落ちてくれます。加齢によってターンオーバーは低下していくのが通常ですが、部分的にそこだけ古い角質が溜まってしまう状態ということは、その部分に何らかの異常があるということです。 角質が溜まる原因となるのは、主に乾燥。お肌に潤いが足りないと代謝機能が低下して角質が剥がれにくくなっていきます。 また、紫外線や摩擦など外部からの刺激によっても、肌はバリア機能を高めるために厚くしようとするので代謝機能が低下します。

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原因別にお手入れをしましょう!

黒ずみの原因は、メラニンと汚れ。沈着する理由は様々です。いずれにしてもターンオーバーが正常であれば黒ずみは自然に排出されるので、根本的にはターンオーバーの正常化が黒ずみ対策の鍵と言えます。沈着する原因によって、お手入れ方法が変わります。黒ずみ対策は別ページにて詳しく解説します!

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