• 肌の黒ずみ

黒ずみができやすいのは脂性肌?乾燥肌?

黒ずみだけでなく、ニキビやアトピーなどでもよく話題になる乾燥肌と脂性肌。両者には一体どのような違いがあるのでしょうか。美容面で特に気になるのは乾燥肌と脂性肌のうち、どちらが「黒ずみができやすい」のか、といった点です。ここでは、黒ずみの発生に影響を与える「皮脂の分泌」にもスポットを当て、肌質と黒ずみの関係について解説致します。

黒ずみの直接的な原因は乾燥

結論を述べると「乾燥肌」と「脂性肌」、どちらも黒ずみができやすい肌環境です。
ある程度年齢がいった方が脂性肌という場合、根本的な原因は乾燥であることが多いのです。
皮脂が過剰に分泌されるのは、乾燥を補おうとしての自衛行為。

だから表面がベタベタしていて脂性肌と思っても、実は乾燥肌(=インナードライ)なのです。 肌が乾燥すると毛穴の柔軟性が奪われ、ターンオーバーがうまくいかなくなります。
そうすると、「毛穴汚れ」や「角栓」、「黒ずみ」が発生します。

黒ずみや皮脂をいじると、さらに悪化する

乾燥肌/インナードライは、肌の潤いがなくなってターンオーバーが乱れる上、過剰な皮脂分泌を招きます。

これが黒ずみの原因になります。

ここで、黒ずみや皮脂を取り除こうとして洗顔やピーリングをやりすると、肌に必要な油分や水分が奪われ、「乾燥からの皮脂の過剰分泌」がよけいに加速することになります。間違ったケアは今すぐやめましょう!

[肌の黒ずみができるメカニズム]

乾燥肌から脱却するには

乾燥が原因のトラブルはお肌を潤してあげることが最善のケアです。
どのように潤すのか、二つの考え方があります。
ひとつは「与える」。もうひとつは「奪わないようにする」

多くの方が与えるケアばかりしていますが、奪わないように肌を守るケアの方が、ずっと大事。
せっかく与えるケアをしていても、一方で奪っていては何の意味もありません。まずは洗顔を見直してみてください。

優しい洗顔、奪わない洗顔のすすめ

「角質培養」が一時話題になりました。
あれは、理屈的にはある程度推奨できます。

細胞培養とは、洗顔をやめて、体に今ある皮脂と水分を奪わず、角質をできるだけ長く肌の表面に留めておくという美容法です。
そうすれば肌機能が回復し、ふっくらとした厚みのある健康な肌が生まれるということです。

一切洗顔をしないのは別のトラブルを招く可能性があるので、完全放置型の角質培養は少々やりすぎだと思います。
理想的なのは、肌を清潔に保ち、なおかつ奪い過ぎない優しい洗顔です。

黒ずみは生まれ持った肌質で決まるものではない

脂性肌と乾燥肌は互いに影響し合っているため、黒ずみができやすいのがどちらかを明確に分けることはできません。ただし、こうした症状の多くは肌荒れに端を発していることから、正しいスキンケアで肌荒れを改善することが、黒ずみ防止に最も効果的です。また、洗い過ぎも肌荒れを引き起こすため、適度に行うことが大切です。

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