汗をかくとニキビが増えるのか？汗とニキビの正しい関係性を知ろう

2種類の汗を理解しましょう

汗には二種類あります。

・エクリン腺
・アポクリン腺

簡単に言ってしまうと、「エクリン腺から出る汗はいい汗、アポクリン腺から出る汗は悪い汗」です。

エクリン線から出る腺は、さらっとしていて主に体温調節の役割を果たしています。
アポクリン腺から出る汗は、ミネラルを多く含んでいるので、ドロッとしていて匂いがあります。体温を下げる効果はほとんどありません。

「汗でニキビが悪化する」は誤り

「汗に含まれている皮脂が毛穴につまり、ニキビが出来る」
汗の中に皮脂は入っていないので、この考えは誤りです。
それよりも、

・普段かく汗がべとべとしている
・一部分にだけ汗をかく

このような汗のかき方をしている場合、汗腺機能が弱まって悪い汗が多く出ている可能性があります。
全身にあるエクリン腺のうち、実際に活動しているのはその半分。
汗腺機能が弱まると、更に多くのエクリン腺が動かなくなり、悪い汗が多く出てしまいます。

悪い汗をかき続けるとどうなるのか

悪い汗は蒸発しにくく、肌の表面にべたべたと残ります。
すると、肌の表面にある皮脂が浮かび、毛穴のつまりなどを引き起こし、ニキビが悪化する原因になります。
「悪化する原因」と書いたのは、ニキビが発生するのは皮脂ではなく、剥がれ落ちた角栓が毛穴に詰まって発生するからです。 「汗でニキビが出来る」のではなく、
「悪い汗をかいてばかりだとニキビが悪化する原因になる」が正しいです。

正しい汗をかいて、ニキビを撃退しよう！

いい汗をかくことは、新陳代謝を促し、肌を芯から潤して、バリア機能を高める効果があります。
これは、ニキビの発生を抑えるのに大きな効果が期待できます。

・有酸素運動で代謝を上げる
・ショウガやココアなど、身体を温める食べ物を食べる
・半身浴で汗を流す

などを行い、汗腺の機能を高めて、いい汗をたくさんかきましょう。