炎症性色素沈着の原因と改善方法

炎症後色素沈着って何？その原因は？

ニキビが治ったと思ったらその後にシミができてしまったという経験はありませんか。これは炎症後色素沈着（えんしょうごしきそちんちゃく）といい、メラニン色素が原因のシミで皮膚の刺激でも簡単にできてしまうものです。炎症後色素沈着には一時性のものと慢性のものがあります。ヤケドやケガによる傷によるシミはそのままほおっておいても自然に消えて行きますので一時性にあたります（※症状の程度による）。一方酷いニキビの跡、かぶれ、虫刺されで掻いた跡、アトピー性皮膚炎などの跡にできるシミは慢性になり、セルフケアではなかなか消えない場合があります。

通常はターンオーバーで元の肌色に戻る

炎症後色素沈着は敏感肌の方では皮膚の刺激だけでも起きてしまうため、化粧水を使うためのコットンの使用でも炎症後色素沈着を起こしてしまうことがあります。通常は肌のターンオーバーにより少しづつ消えていきますが、ターンオーバーが乱れているとメラニン色素が過剰に作られそのままシミとして残ってしまいます。これは老人性色素斑といいます。

炎症後色素沈着の改善方法とは

ターンオーバーが正常に行われていれば、時間がかかっても自然に消えていきますが早くシミを目立たなくしたい場合はケミカルピーリングや美白成分が含まれたスキンケア用品でケアをするのが効果的です。ただ色素沈着しているということはお肌がデリケートになっているということですので、行う前に必ずパッチテストをされることをおすすめします。またビタミンＣが多く配合された食品やサプリメントを摂取して乱れたターンオーバーを正常に促すのも有効です。炎症後色素沈着している肌は日焼けの影響を受けやすいので、紫外線対策をしっかりすることも大切です。